九州ものづくり王国

　私は平成28年64才の時に胃がんを患い、胃の3分の2を切除しました。手術は成功し周囲のリンパも切除を行い、あとは術後の回復を待つのみと思っていました。

　しかし、術後1ヶ月の検査の結果、リンパ節への転移がみられステージ3と宣告されました。診断の時、家族や子供も呼ばれ、今後の対処について説明がありました。手術や放射線治療が出来ないため、その日の昼から唯一残された抗がん剤治療に取り組むことになりました。

　抗がん剤治療は、2週目に入ると身体のだるさとキツさはこれまで経験したことのないものでした。体重は見る見るうちに16㎏落ちていき、あと何年生きられるのか不安の毎日でした。

　その頃、知人からの紹介で副作用のない温熱療法やフコインサン食品の治療に切り替えました。また、温熱野菜やニンジンジュース等を毎日飲用し、しばらく肉類を控えた食事療法にも取り組みました。病院での定期検査だけは続け、次第にがんマーカーは落ち着き、回復へと向かい約5年が経過したところで、ＭＲ検査や大腸検査を行い、病院から今後の検査は必要がないと診断されました。

　その間、がん仲間との出会いや色んながん治療の副作用のない治療法や食事療法、がん治療の書物等を読破し、がん回復者との仲間づくりや講演会開催を行ってまいりました。

　そこで得たことは、がん治療には免疫アップが効果的だということです。日々の食生活ではバランスよく野菜や果物を摂取し、調理する際には酵素を多く含んだ皮は剥かずによく水洗いして農薬を落とし、栄養豊富な皮ごと食べるように心掛けました。

　また、昨今話題となっている免疫力を高める酵素が多く含まれる健康食品との出会いもあり、日頃の健康体づくりに努めまいりました。

　私の闘病生活と仕事に邁進して来た6年間の経験を活かし、自らも取り入れているおすすめの健康食品を紹介し、皆様に健やかな毎日を過ごして頂きたいと存じます。

　私のふるさと筑後の国、大川市は明治以降、婚礼家具を中心として「家具生産日本一の町」として発展してまいりました。また、近隣の八女市では伝統的な「仏壇・和紙・竹製品」、筑後地域では国の重要無形文化財にも登録されている織物「久留米絣」がございます。

　近年では、生活様式の変化や高齢化・少子化時代となり大変厳しい経済環境にありますが、それぞれ新しいスタイルのデザインや技を駆使した製品が生まれています。JR九州観光列車「ななつ星」にも採用された、職人の熟練の技が光る「大川組子」や「ネコ家具」などが有名です。

　この筑後の国に限らず、九州圏内でも時代に挑戦し人々の生活に役立つ製品が誕生しています。

　まさに、逆境こそ新しいチャンスを生むきっかけと言えます。

　私の6年前の大病の経験から、毎日をいかに快適に過ごすかのテーマのひとつが「いきいきライフ」です。家のなかでも気軽に続けられる運動のサポートとして筑後の匠が製造した木工製品やイ草製ヨガマットをお役立てください。

　また、健康サポート用品以外にも、筑後ならではの匠工房達をご紹介させていただき、ラインナップを充実させてまいります。

ＫＭＤ企画　　
代表　古賀秀之